返済不要の助成金

女性が起業するのに最適な助成金は? 雇用にも要注目!

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女性が起業をする際、どのような助成金を使うとお得に起業ができるのかご存じですか。企業が軌道に乗り始めていても、雇用の人数や人員の配置をうまく考えることで、補助金をもらうことができるのです。

この記事を最後まで読んでいただいた方は、特例措置とも言える制度がどんなものであるのか、どんなものがあるのか、より深く理解していただけることかと思います。

1. 女性活躍加速化助成金を使って雇用促進につなげよう!

両立支援等助成金(女性活躍加速化助成金)を利用すると、なかなか出世の場が設けられない、雇用の機会を作りづらい、といった女性向けに、補助金を出してもらうことができるのです。

受給対象は労働者でなく事業主にあり、次のような場合に助成金を受け取ることができます。

①女性労働者の割合が4割を下回り、直近3年度分を平均した「雇用における女性の競争倍率×0.8」が直近3年度分を平均した雇用における男性の競争倍率より高い場合
②管理職に就いている女性労働者の割合が、通常の女性労働者の割合を下回っている場合
③通常の労働者に対し、女性に対するキャリアアップの制度を設けている場合

このように、まだまだ男性が役職を多く持ち、長期間労働の雇用では重宝されがちな社会を変えていこうという補助金の制度が、両立支援等助成金(女性活躍加速化助成金)なのです。では、この制度を使うとどれほどの補助が受けられるのか、お話ししていきたいと思います。

2. 女性活躍加速化助成金でもこんなに補助金が出る!

この両立支援等助成金(女性活躍加速化助成金)を導入し女性の雇用促進や、管理職を任せる割合を増した場合、どれほどの補助金が出ると思いますか。実は、加速化Aコースで最大36万円、加速化Nコースで最大60万円の計最大96万円を受給することができるのです。

この加速化Aコースでは、数値の「取り組み目標」を達成すればよく、加速化Nコースでは「取り組み目標」に加えて「数値目標」を達成した場合に補助金を受け取ることができます。

簡単に計算できる例として紹介するまでですが、例えば現在企業全体で20名いる管理者のうち女性が1名のみであるので、1人増やして管理者21名中2名が女性になったという「取り組み目標」を達成した場合は加速化Aコースを達成したと言え、助成金を受け取ることができます。

しかし、同じ条件でさらにもう2名女性管理者を増やした場合、23名中4名が女性管理者となれたため、「取り組み目標」をクリアした後に管理職のうち15%以上という「数値目標」もクリアでき、加速化Aコースの助成金に加えて加速化Nコースの補助金までも受給できるようになるのです。

あくまでもこれは、計算上都合のいい人数を作っただけであるため、常時雇用する労働者の人数や生産性要件によっても補助金の受給額は異なってくるのですが、とにもかくにも「女性が活躍できる会社にしましょう」というのがこの両立支援等助成金(女性活躍加速化助成金)の趣旨ということになります。

3. その他に女性向けの助成金はないのか?

そのほかにも、女性向けとも言えるような助成金の制度はないものでしょうか。結論から言ってしまうと、大きな額を補助金として受給してもらうのはなかなか厳しいものがあります。これは性別にとらわれず、男女どちらであろうとも「まだ起業をしていない」という場合は特に厳しいです。

女性が起業時に使いやすい制度としては、助成金や補助金とは少し違うものとなりますが、女性、若者/シニア起業家支援資金の新創業融資制度という特例の融資制度があります。

起業時に新創業融資制度を利用すれば、最大3,000万円(うち運転資金1,500万円)を借りることができ、原則無担保無保証で審査が行われるため、比較的容易にローンを組むことができるのです。起業時にこのような制度を利用し、実際に雇用が発生し始めてから各種助成金を少しずつ適用しても遅くはないと思います。

全額自己資金で起業できるのが一番ですが、男女問わず全額自己資金で起業できるほどお金を貯められている方など、あまり多くないのが現実かと思います。もし万が一、返済不能に陥ってしまっても、代表者個人には責任が及ばないというローンの制度ですので、原則無担保無保証でいいというのは、法人として始めるにはかなり借りやすい分類の制度と言えます。

4. 起業時に新創業融資制度を使う時の注意点は?

女性が起業をする際に非常に便利な融資制度であるのが新創業融資制度であるというのはご理解いただけたかと思いますが、この制度を利用する際には注意点があります。まず、助成金や補助金といったものと違い、お金を「もらえる」のではなく「借りる」ものであるため、原則無担保無保証ですが返済の義務があります。

せっかく起業していただいたのに、返済に追われて助成金や補助金を使っても雇用にまでお金を回すことができない、という事態だけは避けねばならないということです。また、起業時には自己資金が最低でも1/10用意されていなければならないため、ある程度の貯蓄はないと制度を利用することができないのです。

さらに、これは原則無担保無保証で借りることができるものですが、借りたお金には利子がかかってきます。無担保無保証で借りられる分、利子も少々高めに設定されていますので、起業時に借りやすい分類の制度ではありますが、借り換えや迅速な収入安定化で返済など上手なプランを立てておかないと、せっかく起業した企業を泣く泣く畳むことにもなりかねないのです。

「ご利用は計画的に」という有名なフレーズもあるように、起業ばかりを夢見ず、返済はどうできるのか、どのような助成金や補助金で雇用の安定化も図れるのか、といったこともよく考える必要があると言えます。

おわりに

いかがでしたか。女性が起業時に即使える大きな助成金というのはなかなか難しいのですが、特例措置のローンは借りられることがわかりました。また、雇用をする際には補助金をもらうためにも、男性ばかり優遇する企業にならない方がいいと言えますね。

男女が平等に機会を与えられるからこそ、まだなかなか意見の通らない新発見も眠っているかもしれないですね。今までにない企業作りをし、大きな発展をしていただければと思います。


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